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世界の食品安全の現状

世界の食品安全の現状

1.各国のHACCP導入の状況

世界各国のHACCP導入は年々広がりを見せています。アメリカ・EUではすでにHACCP導入が義務化され、その他諸外国でも、一部食品についてHACCP導入されています。また、ロシア・ベトナム・メキシコでもHACCP導入が検討されています。
このように世界各国でHACCP導入が進められており、義務化が開始されています。現在検討している国があることを考えると、これからも世界的に対象範囲の拡大、HACCPの義務化が進んでいくのではないでしょうか。

2.世界でHACCPが求められる理由

現在、グローバル化や貯蔵技術の発達、国際的流通の発達によって多くの食品の輸出入が活発に行われています。皆さんのお近くのスーパーマーケットに行っても輸入食材・食品が必ず売られているかと思います。輸入されていると考えると、国産のものよりも収穫・加工からの時間が経過していることが多いために衛生状態に大きな影響が出てしまうことも考えられるのです。
これから一層世界的に食品の輸出入が行われていく中で、国際基準の衛生管理手法であるHACCPは世界で流通し消費される食品の安全を守るために重要になってくるのです。

3.食品安全のこれから

世界的でHACCPが拡大している中、日本からの輸出にも輸出国によりHACCPが求められています。仮に自社にフランスの会社から水産加工品を輸出してほしいという話があったとしてもHACCP認証工場でなければ輸出をすることができません。また、国内で外国の方に人気の牛肉を輸出したいと考えてもHACCP認証していなければ輸出する国は限られてしまうことになります。この輸出するにはHACCP認証が必要になる国が今後さらに拡大していくこと予想されます。

国内の動向としても、HACCPが制度化されたことや海外でのHACCPの広がりから食品衛生への意識が高まり、国内企業でも取引条件としてHACCP認証が求められることが今後出てくることが予想されるのです。今から制度化に備えてHACCPを実施し普段からしっかりと運用していくことで、取引条件として求められたときに慌てて準備を始めることなくスムーズな対応ができるのでははいでしょうか。

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