HACCP導入手順

HACCP導入手順

HACCPについての話をしてきましたが、では、実際にHACCPの導入を始めよう！と決定しても、「何から始めればよいのかわからない」「何が必要なの？」と思う方は多いと思います。そこで、HACCP導入を効果的で効率良く行うための『12手順7原則』があります。この手順に沿って導入を進めて、途中での不具合を防止し、自社に合ったHACCPプランの作成をしていきましょう。

１．HACCPの準備（手順１～５）

まずは、HACCPを行うための準備を行いましょう。この準備段階である手順１～５がこの後のHACCP手法を行う７原則（手順６～１２）を進めるうえでとても大事な手順となります。
この手順で作成する文書を基に手順６（危害要因分析）を行うため、工場内で製造されている製品の工程･手順に間違いがないように文書を作成する必要があるのです。

作成書類：組織図、製品説明書、工場見取図、動線図　等

２．HACCP手法（手順６～１２）

手順１～５を終えたら、手順６～１２の内容に取り掛かりましょう。
この手順６～１２は、HACCPプランの中で特に重要で、必ず実施しなければならないことから７原則と言われています。
危害要因分析は、食品の３大危害である、物理的危害要因･化学的危害要因･生物学的危害要因に基づき危害の発生要因や防止策を行いましょう。

作成書類：危害分析表、重要管理点管理表、管理基準設定根拠、
総合衛生管理製造過程総括表、HACCPプラン、必要記録文書　等